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本件のお客様には屋根瓦の職人さんの紹介と、ちょっとしたアドバイスを差し上げただけですが、お礼のお言葉を頂戴いたしたので、ご紹介致します。
突然割れてしまった屋根瓦に困惑
その日は午後から雨になる天気予報が出ていました。
午後2時ころ、ホームページをご覧になられたお客様から、かなりあわてた様子で電話がありました。
さっそくお宅に伺うと、雨樋が突然外れて、その拍子に瓦が2枚割れてしまったそうです。
その日は天気が悪く屋根瓦の修理は時間との戦い
夕方までに瓦だけでも直さないと雨漏りの危険性があります。
お客様は困った、困ったの連発です。
一応、現場の確認のため屋根にあがり、瓦と雨樋を確認。
瓦の修理は専門の職人にまかせたほうが良いので、会社に連絡をとり、すぐに来てもらうことにしました。
同じ屋根瓦があるだろうか?
お客様は、夕方から雨が降り出しそうなので、それまでに直るのか、割れた瓦と同じ形で同じ色の瓦があるのか、費用はいくらかかるか、心配されていました。
「残念ですが同じ色の瓦は無理かもしれません。割れた瓦は2枚ですから、夕方までには直りますが、瓦の形は同じでも同じ色はムリかもしれませんね。
同じ色のものがあったとしても、経年劣化した色合いまでは同じにはならないので、若干の違いは出ると思います。
費用としては、瓦屋さんに同色の瓦を2枚注文して、はめこんでもらっても、5千円前後でしょう・・」
ここまでお話した時に・・・思い出しました。
お宅のどこかに屋根瓦のストックがあると思いますよ。
あれ?ここのように一戸建てのお家にはあった気が・・・
そうだ!物置や裏庭のどこかに当時の瓦がストックされているハズですよ。
と提案するやいなや、ご主人が裏側に走って・・ありました、5枚ストックされていました。
屋根の瓦と、経年劣化した色合いまで同じ物です。これでひとまず安心。
お客様は瓦が今日中に直るなら、雨樋の修理は後日でも良いと仰られていました。
しかし、ここ数日の天気は雨模様なので、さっそく修理業者に連絡をとり、雨樋だけ後日修理する段取りをつけ、最後までお付き合いしたいところですが、次の現場に向かいました。
屋根瓦の修理・・お客様からのご連絡
その日の夕方、お客様からご連絡を頂きました。
屋根瓦の職人さん到着後、事情を話すと、ストックされていた瓦を持って猿のように屋根にあがって、たちまち瓦をはめこんで修理。
おまけに、屋根全部の瓦の状態を点検してくれたそうで、大変喜んでおられました。
過去に「無料点検しますよ。どうですか?」
「瓦がズレてますよ。無料点検しますがどうですか?」
「すぐに終わりますよ」
と作業着を着た人から言われたことがあるらしくて、胡散臭い上、その部分を指摘されても、ズレているようのはとても見えないので、お客様は断ったそうです。
それ以来、屋根瓦の状態が気になっていて、今回の点検で安心されたようです。
雨樋の修理
お客様から後日お話を伺いました。
雨樋修理の職人さんが来て、はずれた雨樋を接着剤で補強しながら入れなおして、たちまち直してしまったそうです。
料金はいくらになるか尋ねたら「壊れていた部品もなく、はずれた雨樋を再利用するんで、接着剤と針金の補強だけで済んだから無料です」と言われたそうです。